Jackie-O Mother Fucker、そしてOMと、来日ライブ両方ともカッコよかったです!
では、今月もスタッフのベスト・ディスクです。

Mt. Eerie
『Black Wooden Ceiling Opening』
(P.W. Elverum and Sun. Ltd.) |
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Eric Matthews
『The Imagination Stage』
(Empyrean Records) |
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Black Moth Super Rainbow
『Zodiac Girls b/w The Fields Are Breathing』
(Suicide Squeeze) |
1.
Mt. Eerie / Black Wooden Ceiling Opening / P.W. Elverum and Sun. Ltd.
2.
Eric Matthews / The Imagination Stage / Empyrean Records
3.
Black Moth Super Rainbow / Zodiac Girls b/w The Fields Are Breathing / Suicide Squeeze
4.
Dosh / Wolves and Wishes / Anticon
5.
The Explorers Club / Freedom Wind / Dead Oceans
6.
Paavoharju / Laulu Laakson Kukista / Fonal Records
7.
Extra Life / Secular Works / Planaria
8.
Marek Bois / Boissche Untiefen / Rrygular
9.
Adem / Takes / Domino
10.
Bonnie ‘Prince’ Billy / Lie Down In The Light / Drag City
さて、「ムシコナーズ」を置いてみたが、「ムシキマース」。
そんなわけで、今月はちょっと話を変えて、僕が足繁く通う自宅近所の住家定食屋さんの話です。その店「一番」は、交通量の多い大通り沿いから少し奥まったところの、古びたマンションの中庭風な薄暗くさびれた空間に存在する。隣りには八百屋風な八百屋というか、一度たりともお客がいたところ見たことのない八百屋と、「なんとかの研究」と書かれた謎な飲食店、そして東京ガスの販売所などが立ち並ぶ昭和の忘れ物的な場所にひっそりとたたずんでいる。
僕はこの町に住みだしてかれこれ十年近くなると思うが、引っ越してきて初めて外食に行ったお店がこの「一番」であり、今でも休みの日になるとついつい足が向かってしまうのだ。その魅力は何なのかと言われても説明が難しいが、おそらくそれは、多くの人にとっては二度と来ないお店リストにしたくなるはず。「一番」は老夫婦とその息子とで経営されている。もちろん直接聞いた訳ではないが、長く通っていると知りたくもない情報が思わず入ってくるのだ。
まずお店に入ると誰しもがおばちゃんにどでかい声で、男性なら「お兄さん」、女性なら「お姉さん」「いらっしゃい」と年齢を問わず迎えられる。僕自身そこまで老けているとは思わないからそう呼ばれてもおかくないかもしれないが、前の席にいるハゲ散らかしたおっさんでも「お兄さん」と言われているのを見るとどんなものかと少し考えてしまう。
おばちゃんはヒザが悪いようで歩くのにとてもつらそうにしているのだが、とにかく威勢がいい。一方対照的に、旦那のおじさんはとても無口でゆっくりとした面持ちで、完全におばちゃんの尻に敷かれている。たとえば僕がビールでも注文すると、おばちゃんが「オジサン、ビールよ! お新香出したか!! はやく出せよ! もう、ボケてるからちゃんとしろよ!」と、一発気合いを入れるのです。
おじさんが実際にボケてるのではなく、やろうとしているのに素早くおばちゃんが罵るのである。このおばちゃんの毒舌は相当なもので、テレビのワイドショーから流れる事件に噛み付くぐらいは毎度のことで、これまでに何度か物凄い現場に出くわしたことがある。
いつものようにお店に向かうと、どうやらビールやジュースを入れている冷蔵庫の調子が悪いようで、おばちゃんは契約先の卸業者に電話をしているようであった。
「お兄さんあのね、冷蔵庫がダメなのよ。おたくキリンさんのを扱ってるわよね、(冷蔵庫)余っていたら交換してほしいのよ。」
と、泣きつくような感じで話していたのだが、どうやら先方は直営の卸業者ではなくディスカウント系の酒屋のようで、きっと交換が出来ないと伝えたと思われるとおばちゃんは一転、「あんた、どケチだよ!!!」と、怒鳴りだす。その後「どケチ」は幾度と繰り返され、電話が終るといつものように僕のところにやって来て不満たらたらに愚痴を言ってくるのである。そして僕は愚痴を受け流すことにもだいぶ慣れてきた。そして、これと同じようなことが納品をしてきた業者のお兄ちゃんの前でも行われていたことがあり、ここでも「おたくはどケチだねー!」攻撃をしているのだが、いつも最後には「お兄さんはいい人だから好き。おそば(ラーメン)ごちそうするから食べて行って」となるのである。
無論こんなやり取りの中で食べている僕がごちそうになることはないのだが、お詫びというか帰り際に小袋サイズのピーナッツをいくつか頂ける。まだ「一番」話はいっぱいあるのでまたの機会に。
(柳沢)

Burning Star Core
『Challenger』
(Hospital Productions) |
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Nat Baldwin
『Most Valuable Player』
(Broken Sparrow) |
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Ascend
『Ample Fire Within』
(Southern Lord) |
1.
Burning Star Core / Challenger / Hospital Productions
2.
Nat Baldwin / Most Valuable Player / Broken Sparrow
3.
Ascend / Ample Fire Within / Southern Lord
4.
The Explorers Club / Freedom Wind / Dead Oceans
5.
Nadja/Aidan Baker/Leah Buckareff / Trinity / Die Stadt
6.
Enos Slaughter / Beisbol - Three Sided LP / Three Lobed Recordings
7.
Keiji Haino/Masami Akita / Kikuri/Pulverzed Purple / Victo
8.
Sic Alps / A Long Way Around To A Shortcut / Animal Disguise
9.
Joe Grimm / Brain Cloud / Spekk
10.
Russian Circles / Station / Suicide Squeez
え~、今月のベスト3枚はもう原稿書く前から決めていたほど、
ズバ抜けたフェイバイットです。
Burning Star Core新作アルバムは、この人のキャリアを決定付ける、最高傑作。個人的にはもうちょっと聴きづらいノイズが入っていても全然オッケーです。それほどのポピュラリティにも満ちています。素晴らしい。完璧。ノイズ・ドローンではありますが、これは世界に向けた
C. Spencer Yehからのラブレターでありましょう。ノイズは世界を救う。
ところで、Yehたんモデルのメガネがほしいです。眼鏡市場の宣伝キャラは、ヨン様ではなくYehたんに変えたらいいと思う。
それともうひとつ今月の大収穫は
Nat Baldwinです。ダブル・ベース&ヴォーカルというスタイル、そしてこの変拍子と浮遊感と室内楽っぽさ…。そう、これはまるで、ウサギのチェロを抱えて歌う
Arthur Russellではないか。と気づいた途端に、頭の中の?マークと飲み下せなさのすべてが理解に変わり、しっくりと来たという聴取体験でした。
Arthur RussellのWorld of Echoと根っこを同じくする音楽であると私は確信します。もうひとつ言えば、声のヴィブラートの雰囲気はJeff Buckley的でもありますね。
それにしても
Dirty ProjectorsとArthur Russelがリンクするだなんて、やっぱり音楽って面白いなあと。
そしてこれも決定的だった
新ユニット・Ascendのデビュー盤。正直
Sunn O)))はStephen O’Malleyをメインに見てしまっていたのですが、Greg Andersonに土下座します。久々にドゥーム系でキた&アガった作品。天界から降り注ぐ一筋の光のような音に震えました。
という表現が出たところでやはり
Nadjaのリリースラッシュには触れておきたいです。
5月はほぼ毎週のように、ライブ録音やらそれぞれのソロ名義やらコラボレート作やら、どんどこ新譜を発表している彼らですが、驚くべきことに、どれもクオリティがすごい。中でも今回は名門エクスペリメンタル・レーベル。
Die Stadtからの取って出しホヤホヤライブ音源を挙げておきました。Nadjaとしての正式なスタジオ・アルバムを早く聴きたいところではありますが。その正式アルバムがリリースされるその時が、Nadjaの世界的大ブレイクと同義であるのは間違いないでしょう。
(薮崎)

Dosh
『Wolves and Wishes』
(Anticon) |
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Dan Le Sac vs Scroobius Pip
『Angles』
(Sundays Best) |
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Metaform
『Standing On The Shoulders Of Giants』
(Just Records) |
Dosh / Wolves and Wishes / Anticon
Dan Le Sac vs Scroobius Pip / Angles / Sundays Best
Metaform / Standing On The Shoulders Of Giants / Just Records
Geskia / Silent 77 / Flau
Osborne / Osborne / Spectral Sound
Harley & Quin / Touch / SWC
Satanicpornocultshop / Takusan No Ohanasan / Vivo
Melissa St. Pierre / Specimens / Radium
Various Artists / Black Stars: Ghana’s Hoplife Generation / Out Here Records
Group Douch / Guitar Music from the Western Sahara / Sublime Frequencies
つい先日、DJで福岡まで行ってきました。とは言え、別に福岡に行っていたからスタッフ・ベストが遅くなった訳ではありません。ごめんなさい。
で、帰りの時の話なのですが、羽田に無事到着後、手荷物で預けていたレコードを受け取りにベルトコンベアーの前へ。何となく人がいなかった所に並んだら、コンベアの出口付近。荷物が出てきたらすぐ受け取れるので楽チンと思って見ていると、出口付近なので荷物の数が凄いこと凄いこと。あまりに連発で出てくるもんで、ここは自分の頭脳との勝負。ひとつひとつにいちいちコメントを付けてみようと思い、「黒い無難なキャリーバッグだな。もうちょっと個性を出しなさい」とか、「レイカース・カラーかよっ」とか脳内で唱えながら自分のレコードが出てくるのを待っていたのですが、いきなり今度はビニール傘。え?わざわざビニール傘とかって手荷物に預けるの?って思っていたら、来るわ来るわビニール傘の大群。多少たじろいでしまったのですが、ま、おそらく何の気なしに持って行ったら機内持ち込みができないから預けたのだろうと冷静に判断。しかしまぁビニール傘が何ともたいそうな物に見えてしまって。いやー、でもたしかに物は大事にしないとな。いや、でもせっかく大事にするんだから傘はビニールではなくもうちょっと上等な方が良い。と思いたち荷物を受け取った後すぐに上等な傘を買いに走った…わけもなく。
5月はHip Hop/Beatsでいいのが目立ったような。と思っていたら。
Osborneのアルバムもよかったり、元
ROMZのスタッフで自分の先輩にあたるラスベガス氏のやっている
Harley & Quinが出ちゃったり(おめでとうございます)。あと
Satanicpornocultshopは注目。やはり大阪面白い事やってる人いますね。
(タカラダミチノブ)
blogはこちら

Takashi Ueno
『Sui-gin』
(Room40) |
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Ponytail
『Ice Cream Spiritual』
(We Are Free.) |
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Burning Star Core
『Challenger』
(Hospital Productions) |
1.
Takashi Ueno / Sui-gin / Room40
2.
Ponytail / Ice Cream Spiritual / We Are Free.
3.
Burning Star Core / Challenger / Hospital Productions
4.
Free Kitten / Inherit/ Ecstatic Peace
5.
Robbie Basho / Bonn Ist Supreme / Bo Weavil Records
6.
Essie Jain / The Inbetween / Ba Da Bing!
7.
Tremor / Viajante / Los Anos Luz Discos
8.
Melissa St. Pierre / Specimens / Radium
9.
Alan Licht & Aki Onda / Everydays / Family Vineyard
10.
Fax / Yo Recuerdo / Static Discos
先日12年ぶりに神奈川に住む母方の叔父さんと叔母さん、従兄弟に会いました。駅まで迎えに来てくれたのですがお互いの姿にまったく気づかず、時の流れを感じました。。
今月も良い作品多数でしたが、とりあえずこの10枚!
まずは
テニスコーツ植野氏のソロ作。12弦ギターのフィンガーピッキングがまるでオルゴールの音色のように響く、シンプルでミニマルながらどこか懐かしいサウンドで、時を忘れて聴き入ってしまいます。やはり彼のセンスは凄いと思います。ジャケット・デザインもツボです。好調の
We Are Free.からリリースされたPonytailは、かなりハイエナジーで怒涛のサウンドながら、展開のうまさと絶妙なポップ感で聴き飽きさせないところが見事。今後も注目したいです。
Burning Star Coreはまさかのメロディックさに驚き。壮大でドラマティックなサウンドに感動!
後は女子3人で復活の
Free Kitten。正直そんなに期待はしていなかったのですが、このオルタナ感は今となっては逆に新鮮でした。もちろん彼女たちの演奏のスキルアップも要因のひとつだと思うのですが、やっぱ自分の根っこにある部分に改めて響いたというか、やっぱカッコ良いなと。。
上記以外にも
Doshや
No Ageの新作はスケールアップしていて良かったです。
(国井)

Bonnie ‘Prince’ Billy
『Lie Down In The Light』
(Drag City) |
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Anders Ilar
『Sworn』
(Level) |
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Mt. Eerie
『Black Wooden Ceiling Opening』
(P.W. Elverum and Sun. Ltd.) |
1.
Bonnie ‘Prince’ Billy / Lie Down In The Light / Drag City
2.
Anders Ilar / Sworn / Level
3.
Mt. Eerie / Black Wooden Ceiling Opening / P.W. Elverum and Sun. Ltd.
4.
Lau Nau / Nukkuu / Locust
5.
Nalle / The Siren’s Wave / Locust
6.
Free Kitten / Inherit/ Ecstatic Peace
7.
Robbie Basho / Bonn Ist Supreme / Bo Weavil Records
8.
Pocahauned / Island Diamonds / Arbor
9.
Essie Jain / The Inbetween / Ba Da Bing!
10.
Satanicpornocultshop / Takusan No Ohanasan / Vivo
Bonnie ‘Prince’ Billy、ジャケットアートワークやられました、やさしい青色ボニプリブルーはプロレスライクに天使の翼。酒場っていう雰囲気が浮かんできました。たのしいだろうな~ケンタッキー州っていうところがまた色々と想像がふくらんでバーボンを飲みたくなります。
Anders Ilar、
Level recアートワーク、毎回たのしみな写真です。今回はかなりひいたアングルからの荒廃した建物、真ん中に煙突、右上空飛行機雲は縦。レーベル一貫性の楽曲アートワーク、平行線的テンション、追いかけてしまいます。
Mt. Eerie、音の悪さにどういう録音をしたんだろうか、とか色々と考えてるうちに、ギターリフにキャー!っと、恥ずかしさをおぼえてしまいそうな声をあげてしまい赤面しました。ギターリフはモテパワーだと思います。
(アラチ)