29. April 2008 / staffs’ best discs
月曜日, 5月 19th, 2008
渋谷の数少ない憩えるお気に入りの場所だった、
屋上にあるカフェのクワランカがビル建て直しとやらで無くなってしまいました。かなしいです。。
では、今月もスタッフのベスト・ディスクです。
Motorpsycho 『Little Lucid Moments』 (Rune Grammofon) |
Man Man 『Rabbit Habits』 (Anti) |
Jacaszek 『Treny』 (Miasmah) |
1. Motorpsycho / Little Lucid Moments / Rune Grammofon
2. Man Man / Rabbit Habits / Anti
3. Jacaszek / Treny / Miasmah
4. John Daly / Full Circle / Plak
5. Cloudland Canyon / Lie in Light / Kranky
6. Thalia Zedek Band / Liars and Prayers / Thrill Jockey
7. Meneguar / The In Hour / Woodsist
8. Peter Broderick / Float (Limited Vinyl Edition) / Type
9. Nadja / Long Dark / Anthem
10. The Explorers Club / Freedom Wind / Dead Ocean
先月話題にしたターと僕は長いことクラスが一緒なだけでなく、出席番号が近いこともあって、なにかと行動を共にすることが多かった。僕の小学校の出席番号は一般的な五十音順ではなく、生年月日を基準にして並んでいた。ターは1番、僕は途中まで3番で、後に僕の前に転校生が加わるのだが、この男のことはそう簡単には語り尽くせないほど強烈なヤツだったので、それまたの機会として、ターと僕の間の出席番号2番に直ちゃんとういう子がいた。ターと直ちゃんと僕は、同じ班で行動してるとき、2人でよく直ちゃんのことをからかって遊んだものだった。直ちゃんのことを歌ったパンキッシュな曲を彼の前で披露すると、ホウキを片手に「殺してやるー」と必ず怒って逆上して追いかけてくるのものであった。
直ちゃんは少々ストイックな男の子で、自分を責め立てる癖があった。例えば何かの宿題を忘れると、担任から「廊下に行って柱に頭でもぶつけてこい」と言われると、たいがいの生徒は痛いのを恐れて軽くやってはまた怒られたものだが、直ちゃんは校舎全体に響き渡るぐらいの勢いで頭をぶつけるものだから、担任に逆に止められてしまうくらいガッツのある子でもあったのだ。今、ふと思ったけどエガちゃんになんか似てるところがあったかも知れない。
そして、直ちゃんの習性というか、得意技のひとつに自殺願望っていうのがあって、なにかあるとすぐに「死んでやるー」と言っては、ベランダや高いところから飛び降りようとするので、その度にクラスの男子が「やめろー」と言って彼を引っ張り、最後はフルチンにさせるという繰り返しがはやっていた。みんな直ちゃんが本気で飛び降りる気がないことは知っていたのだ。
ある日のこと、廊下を直ちゃんと歩いていると、僕がまた何かからかったのであろう、彼は例によって「死んでやるー」と言って、廊下の窓から飛び降りようとし始めた。僕は仕方なく彼を抑えてはみたが、どう考えたっておかしい。なぜならそこは1階の窓で、どうやっても死ねる高さではない。どーでもよくなった僕は彼から手を離すと、「スルスルー」と直ちゃんは窓から落下してしまい、ラッキーなことに田んぼの中に「ドボーン」。それを機会に直ちゃんの自殺願望はぴたっと止まったのであった。
(柳沢)
J. Spaceman / Sun City Girls / Music From a Film by Harmony Korine / Drag City
John Fahey / The Mill Pond & Collected Paintings / Important Records
John Wiese & C. Spencer Yeh / New York/Atlanta / Helicopter
Ilyas Ahmed / The Vertigo of Dawn / Time-Lag Records
Aethenor / Betimes Black Cloudmasses / VHF
Charlemagne Palestine / Sharing A Sonority / Alga Marghen
Tom Carter & Christian Kiefer / From The Great American Songbook / Preservation
Sonic Youth / J’Accuse Ted Hughes / Sonic Youth Records
Hatred / Sciatica / Aryan Asshole
Burried Machine / Austin / Rockatansky Records
The Child Readers / Music Heard Far Off / Soft Abuse
Joshua Burkett / Where’s My Hat? / Time-Lag Records
Various Artists / Oh, Run Into Me, But Don’t Hurt Me! / Sub Rosa
今月は順位がつけられませんでした!
印象的だったのは、まずはIlyas Ahmed。久々にこれ系(オカルト系 by mondii命名)の、抜きん出た才能ですよ。初期の自主盤のリイシューも5月2週に入荷しましたが、単に「フリーフォーク」という言葉では表せない器の大きさがこれからも期待させます。
あとはJohn Faheyのレア盤7インチのcdリイシュー。Fahey翁が、ホーミー的な歌唱を披露してて、アメリカ人好きそう~というところがまたとてもたまりません。Climax Golden Twinsの片割れと組んでるのがまた音がとんがっててイイ感じです。
それからSonic Youthは、Jim O’Rourkeが加入するちょっと前の頃で、実験っぽいのがいいところに向かっていて個人的には実は一番好きな時期です。
HatredはWolf Eyes人脈の中でもいまいち読めなかったNate Youngと、どーしよーもない(ほめ言葉です)ノイズが最高のDemonsのKennyのユニットで面白い。AA Records、アツイな~。あと日本のBurried Machineの執拗なテープ・コラージュ。端整ながらもどっかイビツで、そういうのってひっかかるんですよね。ガッツ!
そして最後にJ. Spaceman / Sun City Girlsによる、ハーモニー・コリンの久々の新作映画『Mister Lonely』のサウンド・トラックは、映画公開を待ちわびていた作品で、公開してすぐに観に行ったのですが、映像もさることながら音楽にいちいち心ざわめかされてしまって、特にエンドロールのトラックにやられてしまったわけです。で、ずっと「あの曲はなんだったんだろう?」と色々検索して調べたりしたのですが分からずじまいでモンモンとしていたところに(分からないとなるとど~しても知りたくなる業の深さよ…)、たまたま三田格さんがお店にいらして、「そういえば三田さん、パンフレットに音楽のこと書いてた!」と思い(映画館でパンフは購入しなかったのです)、その件を訊ねてみたら、曲名は今はわかんないけどサントラ出るらしいよ~、とのことでその場で偶然持っていたパンフレットをひょいっとくださったのでした。わーーー!!!ありがとうございます!
映画の方は、かなりナイーヴですが、ハーモニー・コリンの過去作品と比べると、非常に観やすい劇映画になってました。『ジュリアン』や『ガンモ』の、観る者の目を背けさせるような、生理的嫌悪を人によってはもよおすであろう(だからこそ好きな人はとことん好きになってしまう)ヒリヒルした要素はなく、角が取れて成熟したのだろうなと思わせ、それはもちろん、表現としても一回り大きくなったというのと同義でもあると思います。
サントラと言っても、もちろんこの『Music From a Film by Harmony Korine / Drag City』に収録されているのは音楽総指揮のJ. SpacemanとSun City Girlsの2組の書き下ろしだけの収録で、映画ではGoldmundことHeliosことKeith Kenniffの美しすぎるピアノ曲や、Spunk Rockなど、幅広いアーティストのトラックが使われています(詳細は映画のパンフレットの三田格さんの原稿をご参照ください)。
ハーモニー・コリンは『ジュリアン』ではいち早くOvalを使っていたし(あのスケートのシーンですよ!確か『Systemish』だと思います)、David PajoのAerial M名義の知る人ぞ知るミニマル名盤からも使っていて、音楽センスも非常に先鋭的です。やっぱりね~、目がいい人は耳もいいんですよ~。というのが持論なのですが、先日何かに載っていたAutechreのインタビューで、ショーンがデビッド・リンチの最新作『インランド・エンパイア』の話をなぜかずっとしていて、「最高だ!」と言ってました。やっぱ分かってるな~。『インランド・エンパイア』は評論家によっては酷評してたりする賛否両論激しいやつですが、リンチの突き抜け感、あれ最高すよ!!!老人になってもかくありたいですねホント。
(薮崎)
Various Artists 『Impala Eardrums: A Radium Sampler』 (Table Of The Element) |
Aethenor 『Betimes Black Cloudmasses』 (VHF) |
Sonic Youth 『J’Accuse Ted Hughes』 (Sonic Youth Records) |
1. Various Artists / Impala Eardrums: A Radium Sampler / Table Of The Elements
2. Aethenor / Betimes Black Cloudmasses / VHF
3. Sonic Youth / J’Accuse Ted Hughes / Sonic Youth Records
4. Sun Kill Moon / April / Caldo Verde
5. Indian Jewelry / Free Gold! / We Are Free.
6. Man Man / Rabbit Habits / Anti
7. J. Spaceman / Sun City Girls / Music From a Film by Harmony Korine / Drag City
8. Excepter / Debt Dept / Paw Tracks
9. Foot Village / Friendship Nation / Tome Records
10. Windsor For The Derby / How We Lost / Secretly Canadian
オウテカのライヴ@リキッドルームに行ってきました!
噂どおり照明をすべて落とし、暗闇の中で行われたパフォーマンスは圧巻。
鋭敏になった聴覚がビシバシと刺激され、何と言いますか、意識に肉体の感覚が追い付いていかないような、独特の感覚を味わいました。
う~んまた観たいです。
上のフロアでプレイしてた柳沢店長のDJも良かったです!
今回はTable Of The Elementsのロック・セクション、Radiumのコンピ!何と言っても全曲未発表。強力メンツによる超濃密なサンプラーです。
Aethenorはパーカッション入って威力倍増。ホント最近Stephen O’Malley 関連にハズレはナシ!
Sonic YouthとかSun Kill Moonは言うまでもないですね。
あと『Mister Lonely』のサントラはハーモニー・コリンさすがの人選だなと。映画はまだ観ていないのですが、これ聴いて「やっぱ観なければ!」と改めて思わされたイマジネティヴで美しいサウンド。ほんとにハッとさせられました。
(国井)
Nightmares On Wax 『presents Wax On Records』 (Wax On) |
D_Rradio 『 D_Rradio』 (Distraction Records) |
La Monja Enana 『Humo y Espejos』 (Elefant) |
1. Nightmares On Wax / presents Wax On Records / Wax On
2. D_Rradio / D_Rradio / Distraction Records
3. La Monja Enana / Humo y Espejos / Elefant
4. Milieu / A Warm Wooden Hollow / Infraction
5. Alva Noto / Transform / Raster-Noton
6. Four Tet / Ringer / Domino
7. Hammock / Maybe They Will Sing For Us Tomorrow / Darla
8. Various Artists / Oh, Run Into Me, But Don’t Hurt Me! / Sub Ros
9. Various Artists / Diamanten Und Raketen II / Klang Elektronik
10. Windy Weber / I Hate People / Blue Flea
友達の結婚式で友人代表挨拶を務めました。マイクの前に立ったら、頭が真っ白になってしまい、何を話したのかさっぱり憶えてないです。あっちゃん、ごめん! そして、2次会の音楽に選んだのが、Nightmares On Waxでした。
結婚式という場に集う人々との出会いって、すごいことなんだなー、と参列する度に思うことであります。さてさて、2人はどういう人生を送っていくのか、楽しみであります。
D_Rradio、9曲目「lifted」結婚というキーワードにハマる素敵な楽曲。
La Monja Enanaの新作を待っていたのは僕だけでしょうか?
(アラチ)