Archive for 1月, 2008

25. staffs’ best of 2007

火曜日, 1月 29th, 2008

さて、早くも1月半ばを過ぎてしまいましたが、2007年度のスタッフ・ベストの発表です。


Akron/Family
『Love Is Simple』
(Young God)

Pedro
『You, Me & Everyone』
(Mush/Easel)

Cinematic Orchestra
『Ma Fleur』
(Ninja Tune)

1. Akron/Family / Love Is Simple / Young God
2. Pedro / You, Me & Everyone / Mush/Easel
3. Cinematic Orchestra / Ma Fleur / Ninja Tune
4. Zs / Arms / Planaria
5. Prefuse73 / Preparations / Warp Records
6. Dan Deacon /Spiderman Of The Rings / Carpark/Wildfire
7. Luke Vibert / Chicago, Detroit, Redruth / Planet Mu
8. Panda Bear / Person Pitch / Paw Tracks
9. Burial/ Untrue/ Hyperdub
10. Bobby Conn / King For A Day /Thrill Jockey
11. Odawas / Raven And The White Night / Jagjagwar
12. Yellow Swans / At All Ends / Load Records
13. Amon Tobin / Foley Room / Ninja Tune
14. Mouthus / Saw a Halo / Load Records
15. Infinite Livez vs. Stade ./ Art Brut Fe De Yoot / Big Dada

毎年年間チャートは、とある雑誌でも掲載しているのでここではベスト15にしておきます。2007年のことを何分間かで思い出そうとすると、一昨年のことと一緒に混ざって出てきます。いつからまた牛丼が食えるようになったのか、冷蔵庫のビールがなんでなくなっているのとか、なんだかうまく思え出せません。それでも記憶に残った作品がこれらです。凄くいいものから、どうしようもないものもあるかも知れないですが、それが音楽っていうもんです。10年先までこれらの全てを聴き続けることなんてないでしょうけど、ひとつやふたつはあるはずです。で、そのときレコードやCDで残っていることが、ありがたく感じられるのではないでしょうか。とは言っても10年先まで我慢してずっと中古で売らずに持ち続けていることが出来るかが問題です。そういえば書いていて思出しましたが、まだお客としてワルシャワに通っていた頃、大量のレコードを持って売りに出したことがありました。目先の小遣いが欲しいあまり、手放した数々の貴重盤から珍品など、今思えば後悔するものも沢山あります。でも、そんな心の隙間を埋めるのがダウンロードだとしたら、それもいいのかも知れません。でもついこの前、売ってしまったとばかり思っていたかなり珍品7インチが出てきてびっくり。ちなみにバンド名は70 Gwen Partyっていうやつで、まぁ普通に中古で売ったら買い取り不可なくらい世間的には価値がないものかも知れないですが、僕にとっては物凄く大切なものなんです。きっと皆さんにもそんなCDやレコードがあると思うし、そういうものが見つかってくれると嬉しいです。また今年もどうぞお付き合いください。

(柳沢)


Shapes And Sizes
『Split Lips, Winning Hips, A Shiner』
(Asthmatic Kitty)

Celestial
『Dream On』
(Skipping Stones)

Tender Forever
『Wider』
(K Records)

1. Shapes And Sizes / Split Lips, Winning Hips, A Shiner / Asthmatic Kitty
2. Celestial / Dream On / Skipping Stones
3. Tender Forever / Wider / K Records
4. Astral Social Club / Neo Piborch / Important Records
5. Of Montreal / Hissing Fauna, Are You The Destroyer? / Polyvinyl Record Co.
6. Life On Earth! / Look!! There Is Life On Earth! / Subliminal Sounds
7. Shooting Spires / s/t / Cardboard
8. Various Artists / Thai Pop Spectacular: 1960s-1980s / Sublime Frequencies
9. Nadja / Touched / Alien8 Recordings
10. My Little Airport / Zoo Is Sad, People Are Cruel / Elefant

2007年の音楽で個人的に面白かったことをいくつか挙げるとするならば、まずShapes And SizesThey Shoot Horses…周辺のカナダ出身のインディー・ロック・バンドが見せてくれた、新しいオルタナティヴ・ロックの形。Tender Forever, Of Montrealなどもプログレッシヴにポップを追求してくれました。この辺のバンドは難しかったり奇抜なことをやっても、基本的にはポップに聴かせようという意思が素晴らしいし、好きです。次に、Axolotl, Astral Social Club, Nadjaらに代表される、ドローンの多様化。ロック的要素というか、聴覚および頭脳に訴える音楽からもっとフィジカルであったりエモーショナルなものになってきました。今後の展開が楽しみです。最後に、忘れてはいけないのが、Sublime Frequenciesの止まらない大躍進。当店でも恒例のヒット・アイテムとして定着してきた観があります。イラク、シリア、タイ辺りは必聴でしょうか。あとは、ギタポに青春を歪められた人なら悶絶必至の作品であり、個人的には2007年に最もリピートしたかもしれない作品であるCelestial、百合好きには堪らない、デジパックの透明トレイの意味を知る、アートワーク・オブ・ザ・イヤーのMy Little Airportを挙げておきます。

(藤井)


Blues Control
『s/t』
(Holy Mountain)

Mouthus
『Saw a Halo』
(Load Records)

Akron/Family
『Love Is Simple』
(Young God)

1. Blues Control / s/t / Holy Mountain
2. Mouthus / Saw a Halo / Load Records
3. Akron/Family / Love Is Simple / Young God
4. Hisato Higuchi/ Butterfly Horse Street/ Family Vineyard
5. Loren Connors / Hymn of the North Star / Family Vineyard
6. Tenniscoats/ Tan-Tan Therapy/ Hapna
7. Growing / Vision Swim / Troubleman Unlimited
8. Burial/ Untrue/ Hyperdub
9. Burning Star Core / Operator Dead… Post Abandoned / No Quarter
10. Pan Sonic / Katodivaihe / Cathodephase/IBlast First Petite
11. Shellac / Excellent Italian Greyhound / Touch And Go
12. Earth / Hibernaculum / Southern Lord
13. Richard Youngs / Autumn Response / Jagjaguwar
14. Charalambides / Likeness / KrankyRobert Wyatt / Comicopera / Domino
15. Robert Wyatt / Comicopera / Domino

 2007年はなんだかんだでいろいろありましたね。今脳みそが搾りカス状態なので、あんまり覚えてなくてセレクトにえらい時間がかかってしまいましたが、よく聴いたアルバムで、なおかつ今後も期待の注目アーティストを、誠意を込めて選びました。
 まずは、やっぱり強烈だった、Blues Controlです。イベントの時に転換でこれをかけていたら秋山徹次さんが反応してくれて嬉しかったです。それから、気付いたらよく聴いたのがBurning Star Coreのこのアルバム。No Fun Productionから出た方のアルバムはちょっと聴きづらいのですが、このNo Quarterからのは、なんか好きです(曖昧ですいません)。C. スペンサー・イーたんはノイズ・ドローンで今一番注目してます。で、ドゥーム・ドローンのイノヴェイターEarthですが、まあ『Hibernaculum』は編集盤なんですけどね。なんといっても2月に新作が出るんですよ。今からもうむっちゃくちゃ楽しみで。蜂がライオンの頭蓋骨の中で蜂蜜を作ったようなアルバムらしいです。てのは冗談で、あの衝撃作『HEX』ラインだそうで、これはもう抑えきれぬ期待と焦燥感・・・、はっ、2007年の話じゃなくなってしまった。話を戻して、あとは、メロディが心にすっと入ってきてひっかかるのがTenniscoatsHisato Higuchiで、彼らの新譜もよく聴きました。『Tantan Therapy』には、おそろしいほどの名曲があって、その曲ばかりをずっと繰り返し聴いてしましました。どの曲かは秘密です。Tapeの面々の端正な演奏といったらもうそりゃ凄い完成度なんだけど、でも私は植野さんがライブで時々見せる、子どものような(?)大胆不敵な勢いの演奏にも魅力を感じるのです。『Butterfly Horse Street』(なんつータイトルですか)は、1曲1曲の単体だけ聴いた時にはわからなかった感動的な瞬間がアルバム後半にあって、うわっ、となりました。なんというか、「果て」感が。あれを経て、これも経て、そのあとの果て。さてそこに何が見える? これからも、どっしり構えて、マイペースに突き進んでいって欲しいです。そして最後に。初めて自宅のプレーヤーで緊張しながら針を置いた瞬間を今でも覚えているのがLoren Connorsの『Hymn of the North Star』。指がもうあまり動かないのだろうか。でも指を動かさない奏法でも丁寧に紡がれていくギターの音は、壊れそうで気高い。哀しいけれど幸福でさえある、特別な聴取体験でした。
 結構ロックをたくさん聴いたかな、と思われた2007年でしたが、今印象深いものは上記の感じで、ロックがあんまりなかったですねー。今年は新年早々おそろしく体調を壊した幸先が不安なスタートでしたが、一昨日母親から1枚だけもらったスクラッチくじが1000円の当たりだったので、まあまあ良いんじゃないでしょうか!

(だらだら書いてしまいました・薮崎)

Mono Fontana
『Cribas』
(Intoxicate Records)

Burial
『Untrue』
(Hyperdub)
Matthew Welch/Craig Colorusso
『Rusted Breath Quiet Hands』
(Muud)

1. Mono Fontana / Cribas / Intoxicate Records
2. Burial/ Untrue/ Hyperdub
3. Matthew Welch/Craig Colorusso / Rusted Breath Quiet Hands / Muud
4. Circle /Tower (Featuring Verde)/ Last visible Dog
5. Alejandra Franov /Khali / Munibe


2007年は、とうとう音楽不感症になってしまいました。
ディープに音楽を聴くというよりは、仕事中にしっくりくる昔のフォークや、手軽な80年代のネットラジオをよく聴いた。でも、1のモノ・フォンタナは、ホントに凄かった。神が降りてる感じっていうのか。小節や不協和音など全てのものから自由であって、でも全てが必然としてある。超越した完全の美ってこういうことなんだろう。
そう考えると、他のレコードに愛着が持てなくなるから、今年はより気楽に音と接したいと思う。

(mondii)


Panda Bear
『Person Pitch』
(Paw Tracks)

Electric Kulintang
『Dialects』
(Plastic)

Growing
『Vision Swim』
(Troubleman Unlimited)

1. Panda Bear / Person Pitch / Paw Tracks
2. Electric Kulintang / Dialects / Plastic
3. Growing / Vision Swim / Troubleman Unlimited
4. The Dirty Projectors / Rise Above / Dead Oceans
5. Thurston Moore / Trees Outside The Academy / Ecstatic Peace!
6. Roam The Hello Clouds / Near Misses / Scape
7. Akron/Family / Love Is Simple / Young God
8. Thomas Belhom / Cheval Oblique / Apparent Extent
9. Supersilent / 8 / Rune Grammofon
10. Zs / Arms / Planaria

正月に実家でおみくじをひいたら中吉でした。で、東京に戻ってきて知人とおみくじの話になり、彼も中吉をひいたということで見せてもらうと書いてある内容がまったく一緒で驚きました。もちろんひいた場所は違うし、形状や見た目も若干違うのですが。。。内容の雛形があるのか、同じメーカーのものだったのでしょうね。というか中吉というのはなんとも中途半端な感じがして微妙です。。
まあそんなことはどうでもよくて、07年も振り返ってみるといろいろとありました。バイクをボアアップしたり、ワルシャワチャートに参加するようになったり、Sunn O)))のライヴを体験したり、久々にフジ・ロック行ったり、ノロウィルスにかかったり等など。。そんな中いろいろと聴きましたが、強く印象に残っているものというか、純粋に良く聴いたものをあげました。さほど新しい動きはなかったと思いますが、面白いものはやっぱり多かったです。個人的にはエレクトロニックなものより、ロック的なサウンドに惹かれた一年でした。寂しいのは新人で「こりゃスゲー!」みたいな作品がなかったこと。ジャンルの細分化とか飽和とかもうどうでもいいですが、そういうのにとらわれない突き抜けたニュー・カマーの登場を期待したいですね。

(国井)


Modeselektor
『Happy Birthday』
(BPitch Control)

Omar Souleyman
『Highway to Hassake: Folk & Pop Sounds of Syria』
(Sublime Frequencies)

Frank Bretschneider
『Rhythm』
(Raster-Noton)

1. Modeselektor / Happy Birthday / BPitch Control
2. Omar Souleyman / Highway to Hassake: Folk & Pop Sounds of Syria / Sublime Frequencies
3. Frank Bretschneider / Rhythm / Raster-Noton
4. Jean Jacques Perry & Luke Vibert / Moog Acid / Lo Recordings
5. The Octopus Project / Hello Avalanche / Peek-A-Boo Industries
6. Bunny Rabbit / Lovers and Crypts / Voodoo Eros
7. Bill Laswell / Lo, Def Pressure / Sub Rosa
8. Rameses III / Honey Rose / Important Records
9. Edith Progue / Timeline / Mille Plateaux

はじめまして、あらたといいます。どうぞよろしくお願いします。
2007年の中からこの10枚を選んだ自分を考えます。なぜこの10枚になったのか。自分と会話をしてみると、自分の過ごしたこの1年、どういう時間を過ごしたのか。Timelineを聴いていると、そんなことを考えている自分にふと気がつきましたとか考えているおめでたい自分にハッピーバースデー!ModeselektorSublime Frequenciesに驚き!The Octopus Projectでさらに楽しい気分になって!Bunny Rabbitになんだこりゃー!Moog Acidでヴィンテージシンセの音を聴いて、Frank Bretschneider /Rhythm気分な2007年でした。時間の経過にいつの間にやら自分で作りあげてしまう張りつめていく勘違いの緊張感。そんな勘違いの心臓に気づき、頭に浮かんだジャケットオブザイヤーはAkron/Familyに決定。warszawaに出会った頃の自分は今の自分になんて言うんだろう、、ハッピーバースデー!?あっ、あ、あ、ありがとうございまーす!!

(荒田)